2022年5月11日水曜日

南阿蘇ハイクコース

 南阿蘇のハイキングコースを紹介します。



南阿蘇のおすすめは壮大なカルデラ・阿蘇五岳と外輪山のロケーション。雲海やすすき野、有名な桜見物や紅葉は感動間違いなし。でも必ずいつでも見れるわけではありません。季節や条件が合わないと見れないものも。ただ、壮大な景色はいつでもあります。ちょっと小高いところに上って深呼吸一つ遠くを眺めてください。きっと阿蘇の情景が記憶に一つ残ることと思います。

季節ごとに見どころを紹介します。

4月は桜。一心行、観音桜、高森峠の桜など名物のほか、南阿蘇のいたるところに桜の木があります。風に舞い散る花吹雪に出会うと感動です。遠くに桜を見つけめぐる楽しみもあります。道端にはピンク、紫、白、黄などスミレの花が咲き乱れます。

4月~5月の草原は、ワラビ狩りの季節。場所によってワラビが出る時期が違うので、探して回れば1か月以上楽しめます。牧場が多いので、柵が閉じている場所には立ち入らないように。ごみのポイ捨てはもちろんNG。村の天然記念物オオルリシジミの乱舞もこの季節。採集は禁じられていますので眼かカメラに記憶してください。

梅雨時期は、野外活動はちょっとお休み。温泉巡りや足元が悪くない湧水めぐりがお薦め。OGA亭には絵本などたくさん本を用意していますので、ロフトにごろっと寝転んで読んください。

7月~11月はハイキングの季節。野の花が入れ替わりで草原に咲き乱れます。1~2時間のお手軽コースや半日コースなど南阿蘇には手軽に楽しめるハイキングコースがたくさんあります。山歩きには歩きやすい運動靴で。カメラとともに、軽食やお菓子、飲料もお忘れなく。雨合羽は?天候不順であればとりやめて別の楽しみも安全な選択肢です。

冬は、OGA亭の薪ストーブをご利用ください。遠赤外線は温まります。薪をくべながら薪が燃える火を眺めているとあっという間に時間が過ぎてゆきます。

OGA亭の後ろにそそり立つのは南外輪山。すぐ近くが俵山、地蔵峠です。耳を澄ますと、鹿や猿の鳴き声が森から聞こえます。時にはOGA亭のすぐ近くに姿を現すときも。猪、アナグマ、ノウサギ、キツネ、タヌキなども近くに住んでいます。

さて、お薦めのハイキングコースは、いずれも車止め駐車場から1~2時間歩いて楽しめるコース。靴は登山道でも歩ける靴を用意。水分補給と軽食・菓子などはお忘れなく。道を外れると、急坂やがけも多いのでくれぐれもご注意を。

●俵山:西原村萌の里、俵山展望台などから車を止めて登ります。頂上付近はミヤマキリシマや馬酔木の群落があります。南外輪山で一番人気があるコースです。

●地蔵峠:尾根に地蔵尊が祭られます。清水峠か俵山からの尾根伝いか北側から登るコースもあります。北側からは途中の牧場のゲートが閉まっている場合もあるのでご注意を。



●清水峠:周りは牧場で野草が咲き乱れます。絶滅危惧種も多く罰せられる場合もあるので採集しないように。近くに山寺の清水寺があります。


●烏帽子岳:ミヤマキリシマの群生が有名な烏帽子岳、熊本地震で南側からの登山道が崩れたので草千里から登ります。火山博物館前の有料駐車場に止めて、草千里を抜け烏帽子岳の両側のルートから頂上を目指します。左(東)側の坂の方が緩やか。

●大ノ戸尾根登山道入口:根子岳登山の入口です。根子岳頂上付近は岩の崩落もあり初心者には危険です。その手前までがお薦めです。ゲートの左奥に駐車スペースがあります。天然林の新緑や紅葉が楽しめます。

ゲートで赤牛たちがお見送り


●日ノ尾峠ルート:鍋の平キャンプ場から牧場に入り進みます。峠までは舗装されていますが道幅は狭く側溝に注意が必要です。牧場の草原を抜けると森の中に入り峠まで続きます。キャンプ場に車を止めてゆっくり歩いて峠まで1時間余り、半日ハイクがお薦めです。キャンプ場を下ると田楽村や豆腐専門店があります。




峠付近


●高岳登山道:農道から北側の登山道に入り車で登っていくと駐車スペースが行き止まり。この先は草原と低木が続きます。私は車止めまでしか経験がないのでいつかその先を登ってみたいと思っています。

南阿蘇の登山情報は熊本の山の店「シェルパ」のホームページで紹介されています。

南阿蘇のハイキングコースの地図です。

阿蘇山火口立ち入り規制 レベル2→1引き下げ

   ●最新の情報 ・2024年4月26日に阿蘇山の噴火警戒レベルが 2から1に引き下げられました。 火山噴火情報は下記で紹介されていますのでご参照ください。 阿蘇火山火口規制情報 阿蘇山の活動状況(気象庁) 火口からの距離(阿蘇市) 南阿蘇のOGA亭は、阿蘇山火口から直線で約1...