今年もオオルリシジミが羽化する時期がやってきました。ここ数年は過去に観察記録がある場所に行っても観察できなかったのですが、今年はどうなるでしょうか。
オオルリシジミはシジミチョウ科の蝶で、日本では絶滅危惧種に指定され、南阿蘇村では村天然記念物に指定されています。自然の状態では現在は長野県と久住、阿蘇の極めて限定された場所にしか生息していません。
5月8日(水)南阿蘇の12時の気温15度。雨時々曇り。阿蘇五岳の観察記録が過去にある場所に行ってみました。食草のクララはまだ花のつぼみも小さく、過去に観察できた時より小さく育っていません。オオルリシジミ含め蝶はほとんど見当たりませんでした。
5月11日(土曜)南阿蘇、10時の気温16度。晴れ。8日よりクララは少し伸び、花のつぼみも少し大きくなっていました。モンキチョウやジャコウアゲハ、カラスアゲハなど見かけます。オオルリシジミは観察できませんでした。
過去の事例だと、20日前まで観察可能と思われますので、都合が合えば観察に出かけてみようと思います。
姿を見ないのは、観察に行ったときタイミングが合わなかったのか、温暖化のせいか、乱獲のせいか。もし数が減ってしまっているのなら、長野県のように保護して飼育したり、国営の公園で放蝶して来場者に観察してもらい、保護を訴えていくなどの対策が必要だと思われます。
5月18日、民泊の清掃を済ませて、15時に過去にオオルリシジミを観察したことがあった場所に行ってみました。
食草のクララは私の腰の高さぐらいに伸びていてつぼみは青い(緑)です。以前観察出来たときには背の高さほどあり、つぼみも黄色くなっていたと思うので、あと1週間ぐらい後かもしれません。まだ羽化していないのか、絶滅してしまっているのかわかりません。
5月29日(水)、民泊の清掃に南阿蘇に行って、終了後16時頃に観察したことがある場所に行ってみました。
食草のクララは1.5mほどに伸びて、クリーム色の花が咲いていました。ちょっと時期が遅いのか、1時間ほど探しましたがオオルリシジミをは見かけませんでした。
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