昨年12月から南阿蘇のいちご園が開園しました。
みずみずしくて甘くて赤く熟したとれたてのイチゴをぜひ食べてみてください。
南阿蘇にはいちご園が多くあります。冬の南阿蘇は、温泉に入ってほっこりして、いちご園でイチゴをおなか一杯食べるのも楽しみの一つ。食べ放題か摘み取ったイチゴを重さで買とりするか選択します。
南阿蘇の8つのいちご園をご紹介します。
民泊「南阿蘇のOGA亭」(minamiaso no ogatei)を2020年にオープンしました。 子どものころから阿蘇の自然に親しみ、大人になってからは週末は南阿蘇で暮らす、そんな生活をしてきましたが、会社の定年退職を機に、自ら味わってきた阿蘇で自然を満喫する充実したくらしをみなさんに味わっていただきたいと思い、一棟貸切の民泊にしました。 どうぞ阿蘇の自然を存分に満喫してください。お泊まりは、ゆったり南阿蘇を楽しめる割安な連泊がおすすめです。 このブログは、南阿蘇に来られる皆さんのお役に立つように情報を集めてみました。ご活用ください。(スマホからの宿の予約は、ぺージ最下部・ウェブバージョンを表示→予約受付サイトからお申し込みください)。宿泊お問い合わせ:OWNERS-INN tel:096-344-4445
1月10日のOGA亭のまわりは一面雪。
予約がなしでお越しになったお客様の足跡が・・・。
ぐるぐる
亭主です。
牛のはなしです。
今年は丑年ですが、それとは関係なく、以前から南阿蘇の原野で遭遇する赤牛と仲良くしたいという願いがありまして、年末に熊本市図書館で牛に関する本を借りました。あったのはいずれも専門書で、獣医さん向けの本だったため、私の希望する「牛と仲良くする」についてはほとんど参考にはならなかったのですが、牛に関するうんちくを学べましたので紹介したいと思います。牛と親しくすることで唯一参考になったことは、牛の額のつむじは上にあるより下についている牛の方が統計的に性質が穏やかだそうです。そのうち確認してみたいと思います。
そのそも牛と仲良くしたいと思ったのは子どもの時阿蘇で牛に怖い思いをさせられたからです。
・外輪山の草原を歩いていた時、遠くにいた牛が私めがけて走ってきた。(柵がないところだったのでぶつかってくるのかと思った。目の前まで走ってきて立ち止まったのでぶつかることはなかったがまさに突進であった。)
・同じく外輪山を縦走していた時、狭い山道の幅いっぱいに牛が向こうから歩いてきた。(急いで脇の崖をよじ登って道を譲った。)
・草原で柵越しに牛と対面したとき、牛を喜ばせたてみたいが方法を知らない。
本を読んで気づいたのですが、そもそも私は牛のことを知らなかったことに気づきました。ご紹介しましょう。
・牛の原種は、オーロックスと言い、1600年代に絶滅。
・世界の牛の頭数は13億頭(2001年)。人口は77億人(2019年)。
・牛の仲間は、ヌー(アフリカ)、ヤク(ブータン)、バッファロー(アメリカ)など。ヒツジやヤギも親戚、足指が2本の偶蹄目の仲間である。キリンも。
・牛の系統は2系統。ヨーロッパ系と、背にこぶがあるインドなどにいるゼブー系。
・阿蘇でおなじみの赤牛も、黒牛もヨーロッパ系で日本で改良された。
・牛肉は和牛、国産、輸入に分けられる。国産牛は、ホルスタインや交雑種。2年で成熟。20~30か月ほどで出荷される。繁殖牛は6~9年。
・牛の役割は、肉牛・乳牛・役牛。役牛の役割は、車や機械にとってかわられた。
・牛の前歯は下のみ、上の歯茎にはない。なぜか?牛は食草を下で巻き取りねじり切るため不要。
・牛の胃は4つある。食物を反芻するためと栄養を吸収するための胃に分かれている。
・牛の真の食物は微生物!?牛は草を反芻することで分解して、胃の中の細菌など微生物を養い、その微生物を牛は栄養源にしている。
・牛の病気。口蹄疫、BSE(狂牛病)などが近年話題になった。
・牛の抱える環境問題。反芻することで発生するメタンガスは気温上昇に関係があるといわれる。糞尿の悪臭や窒素の汚染問題。
ざっと印象に残ったことを書き出してみました。牛のことを知ったことで牛とすぐ仲良くなれるとは思いませんが、相手を知ることで親しみが湧いてきました。人を生かすために改良され短命の牛に感謝したいと思いました。
参考
・ウシの動物学(遠藤秀紀・東京大学出版会)
・ウシの科学(広岡博之・朝倉書店)
・名人が教える和牛の飼い方(農文協編・農山漁村文化協会)
あけましておめでとうございます。 2020年春に開業いたしました「南阿蘇のOGA亭」は今年6年目を迎えることになりました。これまで多くの方々にお越し頂きありがとうございました。 春は桜、夏はヒグラシや野鳥の声、秋はススキ野、冬は室内で読書したり薪ストーブでまったり。OGA亭から...