2023年8月24日木曜日

夏の終わりの南阿蘇山巡り 湯谷周辺、中坂峠

 2023年8月24日、午後から雨の予報だったので、午前中に南阿蘇の山巡りをしました。目的は、夏の代表的阿蘇の花・ワレモコウをみつけること。

2020年11月撮影のワレモコウ。これもサイズが小さいです。


ワレモコウは30年ほど前には草原の道沿いにけっこう見かけましたが、最近、見つけることがなかなかできません。たまに見つけられても小さなものばかりです。ワレモコウは、現在絶滅危惧種の蝶、ゴマシジミの食草で、昆虫採集に熱中していた50年ほど前には、ススキの草原に点在して生えているワレモコウの花に集まったゴマシジミを採集していました。8月中下旬が羽化の時期なので、ワレモコウと同時にゴマシジミを見ることができればと期待して出かけました。

前日からメンテナンスを兼ねて泊まっていたOGA亭を9時に出発。まず狙いを付けていた湯谷を回りました。近くの地獄温泉に行くときによく見かけていたツリフネソウやキツリフネの花はまだ時期が早いのか見当たりません。草原にはワレモコウの姿は全くありませんでした。










今回出会った花たち。


牧場の横を通ぬけて今度は南外輪山の中坂峠へ。途中の道(牧場ではない普通の道)で出会った赤牛たちは、車が通るギリギリのところでこちらを見つめていました。



中坂峠に到着するとほぼ同時に雨が降り出しました。峠には南向きに一面広大なソーラーパネルが。遙か先まで。



以前は牧場だったと思いますが立ち入り禁止です。看板には約1万世帯の電力を供給しているとのこと。CO2削減に大いに貢献しているのでしょうが、自然が損なわれることに寂しさを感じます。

12時を過ぎ雨も降り出したので今日の南阿蘇の山巡りは終了です。

0 件のコメント:

コメントを投稿

2024年 オオルリシジミ観測

 今年もオオルリシジミが羽化する時期がやってきました。ここ数年は過去に観察記録がある場所に行っても観察できなかったのですが、今年はどうなるでしょうか。 オオルリシジミはシジミチョウ科の蝶で、日本では絶滅危惧種に指定され、南阿蘇村では村天然記念物に指定されています。自然の状態では現...